電車の中で刃物で人を襲って重傷をさせるのに加えて、オイルを巻いて火を付ける事件が起きたり、中学校でそこで通う中学生の生徒と同じ中学に通う同級生を包丁で刺殺する事件が起きていて、日本の安全神話も崩れてきているような気がします。 社会に不安をもたらすような凶悪事件で、良くニュース番組の中で「加害者の心の闇」や「加害者がどんな人間でどのような生い立ちをしていたのか?」など事件の経緯だけではなく、加害者の心の中や人生にもスポットを当てて、報道する事もあるでしょう。 そして、事件の事を世間が忘れた頃に裁判で判決が行われ、懲役◯◯年とか無期懲役や極刑(死刑)などの判決が出た後は、その後の加害者の人生には無関心でニュースで詳しく伝えられる事はありません。 しかし、事件の加害者は世間の関心があるにしろないにしろ、有罪判決が出た場合、刑務所に入って罪を償わなくてはなりませんから、無関係ではいられないはずです。 事件の被害者も心や体に傷に一生消えない傷を負ってしまったら、被害者もまた事件を引きづっていかならなくなるかもしれません。 人を傷つけ罪を犯すというのは、加害者は例え刑期が終え、刑務所から出所した後でも、一生罪を背負っていかなければならないでしょう。 ここで話し判決が出た後に戻して、有罪判決の出た加害者(裁判では被告人)は受刑者として刑務所に収監され、罪を償うのと同時に更生や社会復帰のための教育も受けます。 事件の加害者だった犯人が懲役刑を受け受刑者として、どう過ごしているか、刑期を出所した後はどんな人生が待っているのか調べてみました。 また、死刑判決を受けた受刑者は、どのような最後を迎えるかも書いていきたいと思います。 1,懲役刑を受けた受刑者達はどうなっている? 犯罪を犯した人間が警察に逮捕された後に検察から起訴され、裁判で有罪になり、懲役刑を受けた人間は刑務所に収容されます。 そして、受刑者罪を償うためと社会復帰をするために刑務作業と裁判の判決で決められた刑期を刑務所の中で過ごさなければなりません。 刑務所の受刑者は、決められた時間に起床したり、消灯したりなど、時間に縛られた生活を送る事になります。 刑務所によって若干の違いはあるものの、基本は6時半起床で、7時には作業場に移動し、随時休憩を挟みながら、8時から12時まで作業をし、30分の昼食休憩のあとに15時に一日の作業は終了です。 15時からは運動やお風呂に入り、17時に夕食をして、その後は21時まで自由時間になり、本を読んでもTVを見て過ごしても良い事になってます。 21時からは消灯で受刑者は床に入り、寝なくてはなりません。 刑務作業は土日祝は休みで、そこは一般の企業と変わらず、起床と消灯と食事の時間以外は自由時間になっている時が多いです。 自由時間だからといって、スマホ持ち込みは禁止で外部との連絡は自由に出来ません。 ただ、真面目に更生に取り組んで、模範囚として認められれば、手紙を書いて外部との連絡も制限付きですが、出来るようになります。 しかし、一方で刑務所内でいじめがあるのは事実で、受刑者同士や刑務官が受刑者にいじめも少なくありません。 また、刑務官に目を付けられると、その後の生活はかなり地獄になると言われています。 刑務官の中には、自分が気にいった受刑者は優遇するのに対して、自分が気にいらない受刑者には徹底的にいじめる人もいるようです。 刑務官に気にいられて優遇されている受刑者に対しての、周りの受刑者の嫉妬もひどく、他の受刑者から嫌がらせを受けてしまう事もあります。 ブラック企業でもパワハラやいじめはありますが、転職して逃げる事も出来ます。 しかし、刑務所の場合にはそうはいかないでしょう。 模範囚になれば、刑務所から早く出れる可能性はありますが、人間関係や刑務所の生活が過酷だからと言って、今すぐ逃げるわけにはいきません。 刑務所は簡単に脱獄出来るとは思えませんし、仮に出来ても、すぐ捕まってしまい、余計に刑務所に入る期間が長引くだけでしょう。 ともかく、刑務所での人間関係はかなり大変と言え過酷なものと思いますし、刑期が終わるまで、好きに外出は出来ないし、規則に縛られた不自由な生活を強いられます。 刑務所の受刑者達は身からでた錆とは言え、束縛を受けているのは事実のようです。 2,刑務所出所後の受刑者達の社会復帰は? 懲役刑の刑期を終えた受刑者は刑務所から出て、社会復帰に向けて動き出すわけですが、刑務所から出所した2人に1人は再び犯罪をして、刑務所に戻ってきてしまいます。 いくら刑務所で罪を償ったとは言え、一度犯罪を犯せば前科がついてしまい、それだけでも採用を渋る会社も多いでしょう。 また、受刑者の親族も身元引き受けを拒否するケースも少なくなく、住所が定まっていないのも就職をより困難していると言えます。 住所不定だと、ハローワークも相手にしてくれませんし、求人に応募する事すら出来ないのです。 お金も底をつき住む所もない追い込まれた元受刑者は窃盗や強盗と言った犯罪をして、再犯をする人間も少なくありません。 そして、再犯をした元受刑者は警察に逮捕され、また刑務所に戻ってしまうのです。 再犯をしてしまった人は7割が無職と言われ、日本では刑務所に出所した後の社会復帰の道のりは厳しいものと言えるでしょう。 再犯を防止するためにも職につきやすくするのが一番なんですが、前科がある人を採用したくない気持ちも分かるし、同じ職場で刑務所暮らしだった人が居ると少し怖い気もします。 ただ、刑務所は国民の税金で賄われていますから、囚人が増えるとその分負担が増してしまうので、出所した受刑者が社会復帰できないのは問題でしょう。 偏見は良くないのは分かるけど、一度犯罪をした人間と一緒に働くのは抵抗はあるのは致し方ない所ですし、複雑な問題です。 3,死刑判決が出た受刑者は‥? 刑事事件で死刑判決が確定した受刑者は身柄を懲役刑を受けた受刑者とは違い、刑務所ではなく拘置所の独居房に収監されます。 そして、死刑判決の受刑者は懲役刑が出た受刑者のように刑務作業をする必要はありません。 懲役刑がでた受刑者は懲役(働く)が罪の償いになりますが、死刑判決が出た受刑者は死ぬ事が罪の償いになるので、懲役をする事はなく、拘置所の独居房で過ごす事になります。 刑の執行する最後の時を迎えるまで拘置所の独居房に収監されますが、死の恐怖で怯える人間が多いようです。 死刑囚は懲役せずに、一日のほとんどを独居房で孤独に過ごしますが、この一人の時間が死の恐怖をより助長させるかもしれません。 死刑囚でも、希望がすれば刑務作業が出来るので、作業をして、少しでも死の恐怖を忘れようとする死刑囚も少なくないと言います。 また、絵を描いたり、小説を書く死刑囚もいるようです。 そして、死刑囚の中には自分が殺害してしまった人やその遺族に謝罪の言葉や後悔を口にする死刑囚もいます。 最後まで反省したような言葉や態度がない死刑囚もいますが、自分の罪を悔い改めて、最後の時を迎える囚人も少なくありません。 いくら罪を悔い改め、反省しようとも、全く反省しなくも死刑囚には刑を受ける日がきます。 過去は執行の前日に本人に伝えていましたが、自ら命を絶つ死刑囚もいたので、今は刑の執行をする刑務官が当日の朝に告げるそうです。 死刑執行の流れは最初、死刑囚は教誨室に連れて行かれ、教誨師と話しをしたり、遺書を書いたりします。 次に執行室の控えの間である、前室に通され、そこで拘置所所長が正式に死刑を告知して、死刑囚は目隠しと手錠をかけられます。 […]
犯罪を犯して刑務所に入ったら‥?末路は? — TAKE.in.BLOG
anisio nogueira
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