詩仙堂は江戸時代の文人・石川丈山の山荘跡で、現在は曹洞宗の寺院「詩仙堂丈山寺」。昔の正式名は詩仙堂ではなく「凹凸窠(おうとつか)」。デコボコする土地に建てた住居と言う意味で、その中心である詩仙の間に因んで詩仙堂と呼ばれていたそうです。 白砂を敷き詰めた唐様庭園に丸く刈り込まれたサツキが印象的で書院に座って眺めていると「ししおどし」の音だけが静寂の中に響き渡ります。 誰もがただ庭を見つめるだけで声を出しません。 「ししおどし」は漢字では「鹿威し」になるんですね。 建造物は後に寛永年間、多少変更をみたが天災地変の難を逃れ庭園と共に往時をそのまま残しているそうです。 ここにもムラサキシキブ(コムラサキ?)。 確りした穂のススキが迎えた秋の始まりの景色でした(^_-)-☆
via 禅寺の庭「詩仙堂(京都)」 — wakasa15thfd